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猫の給水器をやめた理由とデメリット!後悔しない水飲み器選び

猫の給水器をやめた理由とデメリット!後悔しない水飲み器選び 猫に関する知恵袋・情報
猫の給水器をやめた理由とデメリットを解説
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あなたの愛する猫のために、自動給水器を使っていますか。

ピュアクリスタルのような人気の給水器は、猫がたくさん水を飲んでくれる便利なアイテムですよね。

しかし、その一方で「掃除が面倒…」「フィルター交換のコストが…」「ぬめりや衛生面が心配…」と感じて、給水器の使用をやめた、あるいはやめようか迷っている飼い主さんも多いのではないでしょうか。

実は私も、愛猫のために使っていた自動給水器をやめた一人です。

最初は飲水量が減るのではというデメリットを心配しましたが、結果的にやめて大正解でした。

この記事では、私が猫の給水器をやめた具体的な理由と、実際に感じたメリット・デメリットを赤裸々にお話しします。

日々のメンテナンスに追われる生活から解放されたいあなたに、きっと役立つ情報が満載です。

そもそも猫に自動給水器は本当に必要か、という根本的な疑問にもお答えしますね。

さらに、給水器をやめた後、どんな水飲み器を選べばいいのか、後悔しないための選び方を徹底解説。

お手入れが楽で衛生的な陶器の器や、便利なコードレスタイプ、意外なペットボトル式の自動給水器まで、おすすめのアイテムをランキング形式でご紹介します。

あなたの猫に最適な水飲み環境を見つけるお手伝いをします。

この記事を読めば、給水器の悩みから解放され、愛猫がもっと喜ぶ水飲みスタイルが見つかるはずです。

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記事の要約とポイント

  • 私がピュアクリスタルなどの自動給水器をやめた本当の理由と、猫の飲水量が減るなどのデメリットを正直に告白します。
  • そもそも猫に自動給水器は必要かを考え、水飲み量を維持・増加させるための意外なコツを解説します。
  • おすすめの水飲み器をランキングで紹介!デメリットを解消する、お手入れ簡単で衛生的な陶器の器やコードレスタイプを厳選。
  • 後悔しない代替案として、ペットボトル式からおしゃれな器まで、あなたの猫に最適な水飲み器の選び方を徹底サポートします。

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カタカタ…、カタカタ…。リビングの隅から聞こえる、あの控えめだけれど決して無視できないモーター音。そして、週に一度の分解洗浄で指先に感じる、あの独特のぬるりとした感触。あなたも、愛猫のためにと設置した自動給水器を前に、ふと「これ、本当にうちの子のためになっているんだろうか?」と、一抹の疑問を抱いたことはありませんか。私も30年以上、様々なペット用品と向き合ってきましたが、我が家の3代目愛猫「ソラ」(アメリカンショートヘアの男の子です)との暮らしの中で、ついにその給水器をやめた一人です。最初は便利さの虜になっていたはずが、いつしか義務感と衛生面への不安が、心の隅に澱のように溜まっていくのを感じていました。この記事では、私が長年信じてきた「常識」を手放し、自動給水器をやめるに至ったリアルな体験談と、その決断がもたらした予想外のメリット、そしてもちろん、考えられるデメリットについて、専門家として、そして一人の猫を愛する者として、余すことなくお話ししていこうと思います。

給水器

やめた

デメリット

理由

ピュアクリスタル

  • 私がピュアクリスタルをやめた3つの理由【衛生面と手間】
  • 猫の自動給水器をやめたら後悔する?考えられる4つのデメリット
  • デメリットだけじゃない!給水器をやめて実感した本当のメリット
  • そもそも猫に自動給水器は必要か?飲水量を増やすコツ
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私がピュアクリスタルをやめた3つの理由【衛生面と手間】

多くのご家庭で愛用されているピュアクリスタル。私もその一人で、ソラが我が家に来た2019年の春、意気揚々と最新モデルを設置しました。流れる水に興味津々で、楽しそうに水を飲むソラの姿に、最初は「これぞ理想の水飲み環境だ!」と満足していたのです。しかし、その輝かしい時間は長くは続きませんでした。私がピュアクリスタルをはじめとする自動給水器の使用をやめたのには、大きく分けて3つの、そして非常に切実な理由があったのです。

1. 恐怖のバイオフィルム!見えない汚れとの終わりなき戦い

これが最大の理由でした。最初の1ヶ月は、説明書通りに週一回の洗浄を律儀に守っていました。しかし、ある夏の日のこと。いつものように分解洗浄をしていると、ポンプの内部や水の通り道のパーツの角に、指でなぞるとぬるりとする、薄いピンク色の汚れが付着していることに気づいたのです。そうです、あれは雑菌が繁殖して形成される「バイオフィルム」。一度できてしまうと、これがなかなか厄介で、スポンジで擦ったくらいでは完全に除去できません。

私の最初の失敗談をお話ししましょう。その日、私は「まあ、少しくらい大丈夫だろう」と高を括り、見える範囲だけを洗浄して済ませてしまいました。ところが、その数日後から、ソラが明らかに給水器を避けるようになったのです。近くまで行くものの、匂いを嗅ぐだけでプイッと顔を背けてしまう。最初は気まぐれかと思いましたが、試しに私が汲みたての水を陶器の器に入れて差し出すと、ゴクゴクと美味しそうに飲み始めたではありませんか。この時、背筋が凍る思いがしました。「私は、愛猫に汚れた水を飲ませようとしていたのか」と。猫の嗅覚は人間の数万倍から数十万倍とも言われています。私たちには感知できない水の劣化や雑菌の匂いを、ソラは敏感に感じ取っていたのでしょう。それからは、歯ブラシや綿棒を駆使し、1時間以上かけてパーツの隅々まで磨き上げる日々。この終わりなき戦いに、私は心身ともに疲れ果ててしまったのです。

2. 意外なランニングコスト!「ちりつも」の経済的負担

二つ目の理由は、経済的な側面です。本体価格は数千円ですが、忘れてはならないのが交換用フィルターの存在。メーカーは1ヶ月ごとの交換を推奨しています。

例えば、フィルターが3個入りで約1,000円だとしましょう。
計算式: (1,000円 ÷ 3個) × 12ヶ月 = 約4,000円/年

これに加えて、24時間365日稼働させるための電気代がかかります。消費電力はモデルによりますが、仮に2Wだとすると…
計算式: 2W ÷ 1000 × 24時間 × 365日 × 31円/kWh(電力料金目安単価) ≒ 約543円/年

合わせると、年間で約4,500円以上のコストがかかる計算になります。もちろん、これは愛猫の健康のためですから、決して無駄な出費だとは言いません。しかし、前述の衛生管理の手間を考えた時、「このコストと労力をかけてまで、本当にこの器が必要か?」という疑問が頭をもたげてきたのです。

3. 静寂を破るモーター音とソラの「無言の抗議」

三つ目は、猫の習性に関わる問題です。多くの自動給水器は静音設計を謳っていますが、人間には気にならないレベルの微細なモーター音や振動が、常に発生しています。猫の可聴域は非常に広く、特に高周波の音に敏感です。
詳しくは、動物の行動学に関する研究でも指摘されていますが、猫にとって常に音がする水飲み場は、自然界には存在しない不自然な環境と言えるかもしれません。
ある夜、私が書斎で仕事をしていると、ソラが給水器の数メートル手前で座り込み、じっと水面を見つめていることに気づきました。飲みたそうなのに、近づこうとしない。その姿はまるで、見えない壁に阻まれているかのようでした。この時、ふと「もしかして、この音がストレスになっているのでは?」と感じたのです。もちろん、これは私の推測に過ぎません。しかし、給水器をやめて、静かな陶器の器に変えた途端、ソラが何の躊躇もなく、実にリラックスした様子で水を飲むようになったのを見て、私の推測は確信に変わりました。

これらの理由が積み重なり、私はついに自動給水器の電源を落とすことを決意したのです。

猫の自動給水器をやめたら後悔する?考えられる4つのデメリット

さて、私が自動給水器をやめた理由をお話ししましたが、「でも、やめたら困ることもあるんじゃない?」と不安に思う方もいらっしゃるでしょう。その通りです。物事には必ず光と影があります。やめるという決断は、いくつかのデメリットを受け入れる覚悟が必要でした。ここでは、私が事前に想定し、そして実際に向き合うことになった4つのデメリットについてお話しします。

1. 飲水量の減少リスク
これは、飼い主さんにとって最も心配な点ではないでしょうか。猫はもともと飲水量が少ない動物で、泌尿器系の疾患にかかりやすいことで知られています。流れる水に興味を示して飲む量が増える、という自動給水器の最大のメリットを失うことは、大きな懸念材料でした。実際に、給水器をやめて最初の数日間は、ソラの飲水量が目に見えて減りました。器に入れた水が、朝と夜でほとんど変わっていないのです。これは正直、かなり焦りました。「やはり早まった決断だったか…」と後悔しかけたほどです。

2. 留守番中の水切れの心配
自動給水器は、タンクに1.5リットルから2リットル以上の水を蓄えられるモデルが多く、数日間家を空ける際にも安心感があります。しかし、普通の器ではそうはいきません。特に、気温が上がる夏場や、エアコンで空気が乾燥する冬場は、水の蒸発も早く、水切れのリスクが高まります。我が家では私が在宅で仕事をしているため大事には至りませんでしたが、日中家を空ける時間が長いご家庭や、1泊程度の短い旅行でも、この問題は切実でしょう。

3. 水の鮮度が保ちにくいという懸念
循環式の給水器は、フィルターを通してゴミや被毛を取り除き、常に水を動かすことで空気に触れさせ、鮮度を保つという役割も担っています。一方、置き型の器では、時間が経つにつれてホコリやソラの毛が水面に浮いてしまうことがありました。猫は非常にきれい好きな動物ですから、水面に異物が浮いていると、飲むのをためらうことがあります。これもまた、飲水量の減少に繋がりかねないデメリットと言えるでしょう。

4. 飼い主の手間が増えるという現実
「え?洗浄の手間が減るんじゃないの?」と思われるかもしれません。その通り、一度の洗浄にかかる時間は劇的に短縮されました。しかし、その代わりに「水交換の頻度」は格段に増えました。自動給水器を使っていた頃は、2〜3日に一度の水の補充で済んでいましたが、器にしてからは最低でも1日2回、朝と晩に総入れ替えするのが日課となりました。新鮮な水を飲んでほしいという思いからですが、これを「手間が増えた」と感じる方もいるかもしれません。

これらのデメリットは、確かに存在する事実です。しかし、ご安心ください。これらの問題には、それぞれ効果的な対策があります。それはまた後の章で詳しくお話しすることにしましょう。重要なのは、デメリットを正しく理解し、それに対する備えをすることなのです。

デメリットだけじゃない!給水器をやめて実感した本当のメリット

デメリットを受け入れる覚悟で自動給水器をやめた私ですが、実際に始めてみると、予想をはるかに超える素晴らしいメリットが待っていました。それは、日々の暮らしの中に、ささやかだけれど確かな幸せをもたらしてくれる変化だったのです。

1. 圧倒的な時短と、心の平穏
まず何よりも、あの悪夢のような分解洗浄から解放されたこと。これがもたらした精神的な余裕は、計り知れません。以前は週末の憂鬱な仕事の一つだった給水器の洗浄が、今では器をサッと洗って水を入れ替えるだけ。ほんの30秒で終わります。浮いた時間は、ソラと遊ぶ時間や、自分自身のリラックスタイムに充てられるようになりました。リビングからモーター音が消え、訪れた静寂も、私とソラにとって大きな喜びでした。もう、ぬめりや雑菌に怯える必要はない。この心の平穏は、何物にも代えがたい価値がありました。

2. 毎日の水交換が、最高の健康チェックタイムに
先ほど、水交換の頻度が増えることをデメリットとして挙げましたが、これはすぐに最大のメリットに変わりました。朝晩、ソラの器を準備する時間は、彼と向き合う大切なコミュニケーションの時間になったのです。水を入れ替えるとき、そばに来て「にゃーん」と催促するソラの顔を覗き込み、「おはよう、ソラ。今日も元気だね」と声をかける。水を飲む量や速さ、飲み方、食欲、トイレの様子などを毎日細かく観察することで、彼のわずかな体調の変化にも気づきやすくなりました。
例えば、ある冬の朝、ソラの水の飲み方がいつもより少ないことに気づきました。同時に食欲も若干落ちているように見えたため、注意深く様子を見ていたところ、翌日には軽い脱水の兆候が見られました。すぐにかかりつけの動物病院に連れて行った結果、幸いにも病気の初期段階で対処することができたのです。獣医師の先生からも「毎日の観察が早期発見に繋がりましたね」とお褒めの言葉をいただきました。これは、水の管理がルーティン化していた自動給水器時代には、見過ごしてしまっていたかもしれない変化です。

ここで少し専門的な話を猫の健康状態を把握する上で、飲水量の変化は非常に重要な指標です。例えば、飲水量が急に増えた場合は、腎臓病や糖尿病、甲状腺機能亢進症などの可能性があります。逆に、飲水量が減った場合は、口内炎や脱水、体調不良のサインかもしれません。(参考: 公益社団法人 日本獣医師会 – よくあるご質問(猫) )このように、日々の水交換は、病気の早期発見に繋がる貴重な機会となるのです。

3. ランニングコスト「ゼロ」の経済性
これは言うまでもありませんね。交換用フィルター代も、24時間稼働の電気代も一切かからなくなりました。年間で約4,500円以上かかっていたコストが完全にゼロになったのです。浮いたお金で、ソラのためにお気に入りのオヤツや、質の良いウェットフードを買ってあげられるようになりました。

4. インテリアに馴染む、無限の選択肢
自動給水器は、どうしてもプラスチック製のものが多く、デザインも画一的になりがちです。しかし、ただの器であれば、選択肢は無限に広がります。我が家では、リビングの雰囲気に合わせて、温かみのある信楽焼の陶器の器を選びました。それはもはや単なる水飲み器ではなく、部屋を彩るインテリアの一部です。飼い主の「好き」と猫の「快適」を両立できる。これも、給水器をやめたからこそ得られた大きな喜びでした。

そもそも猫に自動給水器は必要か?飲水量を増やすコツ

ここまで私の体験談をお話ししてきましたが、ここで一度、原点に立ち返ってみたいと思います。そもそも論として、猫にとって自動給水器は本当に必要なのでしょうか?30年以上この業界に携わってきた専門家としての私の見解は、「全ての猫にとって必須ではないが、特定の状況や個体にとっては有効な選択肢の一つ」というものです。

猫の祖先であるリビアヤマネコは、砂漠地帯に生息していました。彼らは、獲物であるネズミなどの小動物の体液から多くの水分を摂取していたため、水をがぶがぶと飲む習性がありません。その名残で、現代のイエネコも喉の渇きに鈍感な傾向があり、自発的に水を飲む量が少なくなりがちです。だからこそ、私たちは彼らの飲水量を意識的に増やす工夫をしてあげる必要があるのです。

自動給水器は、その工夫の一つとして非常に有効な場合があります。特に、流れる水に強い興味を示す猫や、多頭飼いで常に新鮮な水をたくさん用意しておく必要があるご家庭、あるいは飼い主さんが長時間留守にしがちな環境では、大きなメリットを発揮するでしょう。

しかし、それが唯一の正解ではありません。自動給水器がなくても、猫の飲水量を増やす方法はたくさんあります。むしろ、これからご紹介する方法を試すことの方が、本質的な解決に繋がるかもしれません。

猫の飲水量を増やすための5つのコツ

  1. ウェットフードを取り入れる
    最も効果的で簡単な方法です。ドライフードの水分含有量が10%程度なのに対し、ウェットフードは約80%が水分です。食事から自然に水分を摂取できるため、無理なく総水分摂取量を増やすことができます。ドライフードに少しお湯をかけてふやかしてあげるのも良いでしょう。
  2. 水飲み場を複数設置する
    猫は気分屋です。いつも同じ場所で水を飲むとは限りません。静かで落ち着ける場所、よく通る動線上、飼い主さんのそばなど、家の複数箇所(理想は頭数+1箇所)に水飲み器を設置してあげましょう。これにより、猫が「あ、そうだ、水を飲もう」と思い立つ機会を増やすことができます。私の失敗談ですが、以前、ソラのために高価な陶器の器を買ったのに、騒がしいテレビのすぐ横に置いてしまい、全く飲んでくれなかったことがあります。置き場所は、猫の気持ちになって選ぶことが何より大切です。
  3. 器の素材や形状を変えてみる
    猫にも好みがあります。プラスチックの匂いが嫌いな子、ヒゲが器の縁に当たるのを嫌う子、浅い器が好きな子、深さがある方が安心する子など、様々です。ステンレス、ガラス、陶器など、素材を変えてみたり、お皿のような浅い器や、ボウルのような深い器をいくつか試してみて、愛猫のお気に入りを見つけてあげてください。
  4. 水の鮮度を保つ
    基本中の基本ですが、水は毎日、できれば1日に2回以上、新鮮なものに交換してあげましょう。器もその都度、きれいに洗うのが理想です。水道水に含まれる塩素(カルキ)の匂いを嫌う猫もいるため、汲み置きした水や、浄水器を通した水を与えてみるのも一つの手です。
  5. 少しだけ「フレーバー」をつける
    これは最終手段ですが、どうしても水を飲んでくれない時には、茹でた鶏肉の匂いがついたゆで汁(味付けはしないこと)をほんの少しだけ水に混ぜて、風味をつけてあげるという方法もあります。ただし、これは常用するのではなく、あくまで一時的な対策としてください。

猫の1日に必要な飲水量の目安は?

一般的に、猫の1日に必要な水分摂取量は「体重1kgあたり40〜60ml」が目安とされています。例えば、体重4kgの猫であれば、1日あたり160〜240mlです。ただし、これにはウェットフードに含まれる水分も含まれます。ドライフード主体の場合は、飲水としてこの量を確保する必要がありますが、ウェットフードを食べている場合は、食事から多くの水分を摂取できているため、飲む水の量はもっと少なくても問題ありません。年齢、運動量、季節によっても変動するため、あくまで目安として考え、おしっこの量や色(薄い黄色が理想)を日々チェックすることが重要です。

自動給水器は、これらの工夫を実践した上で、それでも飲水量が足りない場合の「補助的なツール」として捉えるのが、私としては健全な付き合い方だと考えています。

猫の給水器をやめた後のデメリット対策!おすすめ水飲み器3選

さて、自動給水器をやめる決意を固め、飲水量を確保するための基本的な考え方を理解したところで、次はいよいよ具体的な代替案、つまり「どんな水飲み器を選ぶか」というステップに進みましょう。給水器をやめた後のデメリットとして挙げた「飲水量の減少」や「水の鮮度」といった懸念は、適切な器を選ぶことで大部分をカバーすることが可能です。市場には多種多様な水飲み器があふれており、どれを選べば良いか迷ってしまいますよね。ここでは、私が30年以上の経験から自信を持っておすすめできる、後悔しないための器選びのポイントと、具体的な製品の方向性をご紹介します。あなたの愛猫とあなたのライフスタイルにぴったりの、最高のパートナーがきっと見つかるはずです。

水飲み器

おすすめ

ランキング

陶器

コードレス

  • 2025年版:後悔しない猫の水飲み器選び!3つの重要ポイント
  • 猫におすすめの水飲み器ランキングBEST3!人気の陶器やコードレスも
  • なぜ陶器の器がいいの?獣医師が語るメリットと注意点
  • 手軽で衛生的!ペットボトルを活用した自動給水器という選択肢
  • 猫の自動給水器をやめた理由とデメリットまとめ
贅沢な美濃焼

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2025年版:後悔しない猫の水飲み器選び!3つの重要ポイント

新しい水飲み器を選ぶ前に、まずは「何を基準に選ぶべきか」という物差しをしっかりと持つことが重要です。デザインや価格だけで選んでしまうと、「猫が使ってくれない」「手入れが意外と大変」といった失敗に繋がりかねません。ここでは、2025年最新版として、私が最も重要だと考える3つの選び方のポイントを解説します。

ポイント1:素材の安全性と衛生
これは最も優先すべき項目です。猫が毎日口にするものだからこそ、安全で衛生的な素材を選びましょう。

素材の種類メリットデメリットこんな子におすすめ
陶器安定感がある、雑菌が繁殖しにくい、保温性がある、アゴニキビになりにくい割れやすい、重い食事をがっつく子、アゴニキビができやすい子
ステンレス丈夫で割れない、衛生的、軽い金属アレルギーの可能性、見た目が無機質やんちゃで器を倒しがちな子
ガラス非常に衛生的、匂いがつきにくい、中身が見える割れやすい、水垢が目立ちやすいデリケートで匂いに敏感な子
プラスチック安価、軽い、デザインが豊富傷がつきやすく雑菌が繁殖しやすい、アゴニキビの原因になることも(あまり推奨しないが)一時的な使用や子猫用として

ご覧の通り、私のおすすめは断然、陶器、ステンレス、ガラスです。特にプラスチック製の器は、安価で手軽ですが、表面にできた細かい傷に雑菌が繁殖しやすく、猫の「アゴニキビ」の原因になることがあるため、注意が必要です。

動物が使用する器具の衛生管理は、人獣共通感染症の予防の観点からも重要です。食器を清潔に保つことは、愛猫だけでなく、飼い主家族の健康を守ることにも繋がります。(参考: 東京都福祉保健局 – 動物取扱業者の方へ「動物の衛生管理について」 )

ポイント2:猫が飲みやすい形状と大きさ
猫にとっての「飲みやすさ」を追求しましょう。チェックすべきは以下の点です。

  • ヒゲは当たる?:猫のヒゲ(触毛)は非常に敏感なセンサーです。器の縁にヒゲが当たるのを嫌がる子は少なくありません。なるべく縁が広く、浅いお皿タイプや、飲み口が広いボウルタイプがおすすめです。
  • 安定感はあるか?:器が軽すぎると、水を飲むときに動いてしまったり、猫がひっくり返してしまったりすることがあります。ある程度の重さと安定感がある陶器製や、底面に滑り止めがついているものが安心です。
  • 高さは適切か?:床に直接置かれた器から水を飲む際、猫は首を大きく曲げる必要があります。特に高齢の猫や関節に問題がある猫にとっては、この姿勢が負担になることがあります。少し高さのある脚付きの器を選ぶと、楽な姿勢で水を飲むことができます。

ポイント3:飼い主のメンテナンスのしやすさ
毎日のお手入れが苦痛になっては元も子もありません。長く使い続けるためには、飼い主にとっての「洗いやすさ」も重要な選定基準です。

  • シンプルな構造:複雑な凹凸やパーツがない、洗いやすいシンプルな形が一番です。
  • 食洗機対応か:食洗機が使えると、お手入れの手間が格段に減ります。特に陶器やガラス、ステンレス製の多くは食洗機に対応しています。
  • 汚れの視認性:白や明るい色の器は、汚れや水垢に気づきやすく、清潔を保つ意識が高まります。

これら3つのポイントを押さえておけば、大きな失敗をすることはないでしょう。次の章では、これらのポイントを踏まえ、具体的なおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。

猫におすすめの水飲み器ランキングBEST3!人気の陶器やコードレスも

お待たせいたしました。ここでは、前述した3つの選び方のポイントに基づき、私が自信を持っておすすめする猫用の水飲み器をランキング形式でご紹介します。定番の陶器製から、最新のコードレス自動給水器まで、様々なタイプの製品をピックアップしました。ぜひ、あなたの愛猫にぴったりの一品を見つけてください。

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なぜ陶器の器がいいの?獣医師が語るメリットと注意点

ランキングでも上位を占めた「陶器」の器。なぜ、これほどまでに猫の器として推奨されるのでしょうか。ここでは、獣医師の友人や、陶芸家の知人から聞いた話も交えながら、その理由をさらに深く掘り下げてみたいと思います。

陶器が持つ、猫に嬉しい4つのメリット

  1. 抜群の安定感
    陶器はずっしりとした重みがあるため、猫が飲んでいる最中に器が動いたり、ひっくり返したりする心配がほとんどありません。特に、水を飲むときに前足で器をちょいちょいと触る癖のある子には、この安定感が安心に繋がります。
  2. 優れた保温性(保冷性)
    土から作られた陶器は、ステンレスやガラスに比べて温度が変化しにくいという特性があります。これにより、夏場は冷たい水がぬるくなりにくく、冬場は水が冷えすぎるのを防いでくれます。猫はぬるま湯を好む傾向があるため、特に冬場にはこの特性が活きてきます。
  3. 雑菌が繁殖しにくく、衛生的
    適切に釉薬(うわぐすり)がかけられ、高温で焼き締められた陶器の表面は、ガラス質で非常に滑らかです。これにより、プラスチックのように細かい傷がつきにくく、雑菌が繁殖する足がかりを与えません。これが、猫のアゴニキビ予防に繋がると言われる所以です。
  4. 自然素材の安心感
    陶器は、土や石といった自然の素材から作られています。化学物質に敏感な猫や飼い主さんにとって、この安心感は大きなメリットでしょう。口当たりもまろやかだと言われています。

知っておきたい、陶器の器の注意点

もちろん、メリットばかりではありません。陶器の器を選ぶ際には、いくつか注意すべき点もあります。

  • 「割れ物」であること
    最大のデメリットは、衝撃に弱く、落とすと割れてしまうことです。取り扱いには注意が必要ですし、地震などで棚から落下する危険性も考慮し、なるべく床に近い安定した場所に置くようにしましょう。
  • 安価な輸入品の安全性
    全ての陶器が安全というわけではありません。特に、安価な海外製の陶器の中には、装飾に使われている絵の具や釉薬に、鉛やカドミウムなどの有害物質が含まれている可能性がゼロではありません。ペット用として、あるいは人間用の食器として、日本の食品衛生法の基準をクリアしている安全な製品を選ぶことが重要です。
  • 吸水性のある「土物」は避ける
    陶器には、高温で焼き締めた「磁器」と、比較的低温で焼いた「陶器(土物)」があります。土物の器は、吸水性があるため、完全に乾かさないとカビや雑菌が繁殖する原因になることがあります。猫の水飲み器としては、吸水性のない「磁器」を選ぶのが最も衛生的でおすすめです。

陶器の器の重さは猫にとって問題ない?

基本的に問題ありません。猫が器を動かして飲むわけではないので、器自体の重さは猫の負担にはなりません。むしろ、前述の通り、安定感が増すというメリットの方が大きいでしょう。ただし、飼い主さんが洗う際には、重くて手が滑らないように注意が必要です。

これらのメリットと注意点を理解した上で、愛猫に合った陶器の器を選んであげれば、きっと長く愛用できる最高のパートナーになってくれるはずです。

手軽で衛生的!ペットボトルを活用した自動給水器という選択肢

さて、ここまで様々な水飲み器をご紹介してきましたが、最後に一つ、少し変わり種の選択肢をご紹介したいと思います。それが、「ペットボトルを活用した自動給水器」です。これは、電気を使わずに、水の重力と圧力(サイフォンの原理)を利用して、受け皿の水を常に一定量に保ってくれるという、非常にシンプルな仕組みの給水器です。

ペットボトル式給水器のメリット

  • 電源不要でどこにでも置ける:電気を使わないため、コンセントの場所を気にする必要がありません。リビング、寝室、廊下の隅など、本当にどこにでも設置できます。コードがないので、猫がかじって感電する心配もなく、安全です。
  • 構造がシンプルで衛生的:ポンプや複雑なパーツがないため、洗浄が非常に簡単です。汚れるのは基本的に受け皿の部分だけなので、毎日サッと洗うことができます。ペットボトル自体も、汚れたら新しいものに交換すれば良いので、常に清潔を保てます。
  • コストパフォーマンスが高い:本体価格は1,000円〜2,000円程度と非常に安価で、電気代やフィルター代などのランニングコストも一切かかりません。
  • 災害時にも役立つ:停電が起きても問題なく使用できるため、防災グッズの一つとして備えておくのも非常におすすめです。避難所に連れて行く際にも、使い慣れた器があれば猫のストレスを軽減できます。

ペットボトル式給水器のデメリット

  • 安定性に欠けるモデルも:製品によっては、本体が軽くて安定性に欠け、猫が倒してしまう可能性があります。なるべく重心が低く、どっしりとしたデザインのものを選ぶと良いでしょう。
  • デザインの選択肢が少ない:機能性重視の製品が多いため、インテリアにこだわる方にとっては、デザインの選択肢が少ないと感じるかもしれません。
  • 水の循環・ろ過機能はない:当然ながら、水を循環させたり、フィルターでろ過したりする機能はありません。水の鮮度を保つためには、受け皿の水をこまめに交換してあげることが大切です。

このペットボトル式給水器は、メインの水飲み器として使うのはもちろん、「複数設置する水飲み場の一つ」として活用するのに非常に適しています。例えば、普段あまり行かない部屋や、2階の廊下などに一つ置いておくだけで、猫が水を飲む機会を自然に増やすことができます。手軽に始められる「飲水量アップ対策」として、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

猫の自動給水器をやめた理由とデメリットまとめ

長い時間、私の体験談にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。
私が愛猫ソラのために使っていた自動給水器をやめたのは、決してその製品が悪いものだったからではありません。
それは、衛生管理の難しさ、見えないコスト、そして何より、私のライフスタイルとソラの個性との間に、いつしか小さなズレが生じてしまったからに他なりません。

給水器をやめることで、飲水量の減少や留守番中の不安といったデメリットは確かに存在しました。
しかし、それ以上に、日々の洗浄のストレスからの解放、愛猫の健康状態を細やかに把握できるようになった喜び、そして何より、静かで穏やかな時間を取り戻せたというメリットは、私たちの暮らしを豊かにしてくれました。

この記事を通して私が最も伝えたかったことは、「自動給水器をやめるべきだ」ということではありません。
大切なのは、今ある常識や人気の製品を鵜呑みにするのではなく、あなたの愛猫を、その子だけの「個」として、注意深く観察することです。
その上で、あなたのライフスタイルにも無理なくフィットする、最適な水飲み環境を見つけてあげること。
それが、陶器の器であっても、最新のコードレス給水器であっても、あるいは、再びピュアクリスタルのような自動給水器に戻るという選択であっても、全く構わないのです。

そこに、あなたと愛猫だけの「正解」があります。

さあ、この記事を読み終えたら、ぜひ一度、あなたの愛猫が水を飲む姿をじっと見つめてみてください。
その器は本当に飲みやすそうでしょうか。
水はいつも新鮮で、美味しそうに見えますか。
その小さな問いかけと見直しが、愛猫の健康寿命を延ばし、あなたとの絆をより一層深く、かけがえのないものにしてくれるはずです。
あなたの愛猫との毎日が、より健やかで、喜びに満ちたものになることを、心から願っています。

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