PR

猫トイレの作り方!100均ダイソー衣装ケースで大型システムを自作

猫トイレの作り方!100均ダイソー衣装ケースで大型システムを自作 猫に関する知恵袋・情報
100均猫トイレの作り方!大型タイプ
記事内に広告が含まれています。

愛猫との暮らしで避けて通れないのが、毎日のトイレ問題ですよね「市販のトイレは値段が高い割に、うちの子には小さすぎる」「多頭飼いだからコストを抑えたいけれど、掃除の手間は減らしたい」。

そんな本音の悩みを抱えていませんか?実は今、SNSや猫好きの間で密かに流行っているのが、「100均」アイテムを駆使した「猫トイレ」の「自作」なんです。

特に「ダイソー」で手に入る「衣装ケース」を使えば、市販品ではなかなか見つからない「大型」サイズのトイレも思いのまま。

しかも、憧れの「システムトイレ」構造にしても、材料費は驚きの「500円」前後で収まるというから見逃せません。

この記事では、猫情報のプロである私が、「猫トイレの作り方」をどこよりも詳しく、そして分かりやすく解説します。

「DIY」なんて難しそうと感じる方もご安心ください。

「すのこ」を活用した水切りの仕組みや、砂の飛び散りを防ぐ「猫トイレカバー」の「手作り」テクニックまで、誰でも簡単にできる手順をステップバイステップでご紹介します。

さらに、インテリアにこだわりたい派には「無印」製品での「代用」案や、災害時に役立つ「ダンボール」を使った緊急トイレの知識まで網羅。

建前だけの教科書的な情報ではなく、実際に使ってみて分かったメリット・デメリットも包み隠さずお伝えします。

愛猫が広々と快適に使えて、飼い主さんのお財布にも優く、そんな夢のようなトイレ環境を、今日からあなたの手で作ってみませんか?

読み終わる頃には、あなたもきっとホームセンターや100均に走りたくなるはずです。

光触媒で臭いを徹底分解

の商品の魅力!

記事の要約とポイント

  • 「ダイソー」の「衣装ケース」と「すのこ」を組み合わせれば、材料費「500円」程度で市販品以上の「大型」「システムトイレ」を「自作」できます。
  • 「DIY」初心者でも安心の簡単な「猫トイレの作り方」に加え、砂の飛び散りを防ぐ「猫トイレカバー」の「手作り」アイデアも紹介します。
  • 「100均」アイテムだけでなく、「無印」の収納ケースを「代用」したおしゃれなトイレや、緊急時に「ダンボール」で作る簡易トイレの方法も解説します。
  • プロの視点から見た「手作り」トイレのメリットと注意点を押さえ、愛猫にとって快適で清潔な環境を作るための秘訣を公開します。

スポンサーリンク

さて、まずは「システムトイレ」の仕組みを解剖しましょう。あれは魔法の箱ではありません。基本構造は「スリット(網目)のある上段」と「尿を受け止めるトレーがある下段」の二層式になっているだけです。上段には撥水性のあるチップを入れ、尿だけを通過させ、下段の吸水シートでキャッチする。この構造さえ再現できれば、ブランドロゴが入っていようが、100均のシールが貼ってあろうが、猫にとっては関係ありません。

ネットの掲示板やSNSでは、何年も前から「自作トイレこそ至高」という声が根強くあります。なぜなら、多くの飼い主が市販トイレの「狭さ」と「高さ」に不満を持っているからです。特にノルウェージャンフォレストキャットやメインクーンのような大型種、あるいはちょっとおデブちゃんな猫にとって、市販のトイレは窮屈なエコノミークラスの座席のようなもの。方向転換するたびに壁にぶつかり、排泄の体勢を取るのも一苦労です。

そこで活躍するのが100均のアイテムです。特に注目すべきは、ダイソーなどの大型店舗で扱っているプラスチック製品の豊富さ。これらを組み合わせることで、市販品の半額以下、ヘタをすれば10分の1程度のコストで、愛猫専用のオーダーメイドトイレが作れてしまうのです。

「安かろう悪かろう」ではないのか?という疑問もあるでしょう。しかし、素材は同じポリプロピレン(PP)であることがほとんど。強度の面で多少の劣りはあっても、猫が乗って壊れるようなことはまずありません。むしろ、汚れたら気軽に買い替えられるというメリットの方が大きいくらいです。衛生面を気にする獣医師たちも、「傷ついたトイレを使い続けるより、新しいものに頻繁に変える方が衛生的」と口を揃えます。

100均

猫トイレ

作り方

ダイソー

システムトイレ

  • ダイソーなら500円で揃う?必要な材料は衣装ケースとすのこ
  • 誰でも簡単DIY!手作りシステムトイレの具体的な加工手順
  • 飛び散り防止も完璧!猫トイレカバーまで100均グッズで手作り
オシッコ漏れ防止と76L大容量

の商品の魅力!

ダイソーなら500円で揃う?必要な材料は衣装ケースとすのこ

では、実際に何が必要なのか、具体的な材料を見ていきましょう。「ダイソーなら500円で揃う」というのは、最もシンプルな構成にした場合の目安です。実際には、こだわり具合によって600円~1000円程度かかる場合もありますが、それでも市販のシステムトイレが4000円~6000円することを考えれば破格です。

まずメインとなるのが「衣装ケース」です。これはトイレの外枠となります。100円ショップといえど、大型のケースは300円~500円商品のことが多いですが、それでも安いです。選ぶ際のポイントは、底が平らであることと、ある程度の深さがあること。浅すぎると砂が飛び散り放題になりますし、深すぎると猫が出入りしにくくなります。深さ15cm~20cm程度が猫にとって使いやすい黄金比と言われています。

次に必要なのが、システムトイレの肝となる「すのこ」の役割を果たすもの。これにはいくつかの派閥があります。

  1. 水切りカゴ派: キッチン用品の水切りカゴと洗い桶のセットを使う方法。サイズさえ合えば加工いらずで最強ですが、大型サイズが見つかりにくいのが難点。
  2. 人工芝・園芸用ネット派: 衣装ケースの中に足場を作り、その上にネットを敷く方法。手間はかかりますが自由度は高いです。
  3. 同サイズ重ね派: 全く同じ衣装ケースを2つ用意し、片方の底にドリルやキリで無数の穴を開けて「すのこ化」し、もう片方に重ねる方法。これが最も見た目がきれいで、強度もあり、現在主流となっているDIY手法です。

以下の表に、代表的な材料費の目安をまとめました。

必要なものダイソー価格目安役割備考
プラスチック衣装ケース(大)300円~500円トイレ本体(下段)尿を受けるトレー役
プラスチック衣装ケース(大)300円~500円トイレ本体(上段)底に穴を開けて砂を入れる
園芸用鉢底ネット100円砂の落下防止穴が大きすぎる場合の補助
結束バンド100円固定用各パーツを固定する場合に使用
クリップ・洗濯バサミ100円シーツ固定ズレ防止にあると便利
合計約500円~1200円市販品の約1/5の価格

このリストを見て、「え、ケース2つでいいの?」と思った方。はい、基本はそれだけです。あとはご家庭にある道具(キリ、カッター、もしあれば電動ドリル)があれば、すぐにでも製作に取り掛かれます。

誰でも簡単DIY!手作りシステムトイレの具体的な加工手順

それでは、いよいよ本題の猫トイレの作り方、実践編です。ここでは最もポピュラーで成功率の高い「同サイズ重ね技」を紹介します。DIY初心者の方でも、以下の手順通りに進めれば失敗しません。

手順1:ケースの選定と洗浄
まず、ダイソーなどの店舗で、全く同じサイズの衣装ケース(または収納ボックス)を2つ購入します。これらはぴったり重なるように設計されているため、隙間から尿が漏れるリスクが少ないのです。買ってきたら、まずは中性洗剤できれいに洗い、プラスチック特有の粉っぽさや油分を落としておきましょう。猫は匂いに敏感なので、この一手間がトイレの定着率を左右します。

手順2:上段ケースの底に穴を開ける
ここが最大の山場です。2つのケースのうち、片方を「上段(砂を入れる方)」と決めます。そのケースの底面に、尿が落ちるための穴を開けていきます。

  • 電動ドリルがある場合: 直径3mm~5mm程度のビットを使い、等間隔(2cm~3cmおき)に穴を開けます。これが一番楽で仕上がりもきれいです。
  • キリや目打ちしかない場合: キリ先をコンロの火で熱してから突き刺すと、プラスチックが溶けてスムーズに穴が開きます(火傷と換気に注意!)。熱を使わないとケースが割れる原因になるので、面倒でも熱してください。
  • ハンダゴテがある場合: これも便利です。プラスチックを溶かして穴を開けます。独特の臭いが出るので、必ず屋外か換気扇の下で行ってください。

手順3:スペーサー(隙間)を作る
ここが盲点になりがちな「裏技」ポイントです。ケースをただ重ねただけでは、底と底が密着してしまい、尿がたまるスペース(シーツを敷く空間)が生まれません。そこで、上段と下段の間に1cm~2cmほどの隙間を作る必要があります。

  • 方法A: 100均で売っている「防振マット」や「小さな木片」「ペットボトルのキャップ」などを、下段ケースの四隅の底に貼り付けます。これが土台となり、上段ケースが少し浮いた状態になります。
  • 方法B: 上段ケースの縁(持ち手部分など)が引っかかるタイプの形状なら、自然と底が浮く場合があります。購入時に重ねて確認してみましょう。

手順4:セッティング
下段ケースにペットシーツを敷きます。その上に、穴を開けた上段ケースをセットします。最後に上段ケースの中に猫砂(システムトイレ用チップ)を投入すれば、完成です!

どうでしょう? 文字にすると少し工程が多いように感じるかもしれませんが、実際にやってみると「穴を開けて重ねるだけ」です。作業時間は30分もかかりません。

ここで少し、ネット上の「失敗談」も共有しておきましょう。「穴を大きく開けすぎてチップが落ちまくる」という事例が散見されます。使用する猫砂の粒の大きさを事前に確認し、それより少し小さい穴を開けるのが鉄則です。もし穴が大きすぎたら、100均の「鉢底ネット」を底に敷けば解決しますのでご安心を。

飛び散り防止も完璧!猫トイレカバーまで100均グッズで手作り

トイレ本体ができたら、次に気になるのが「砂の飛び散り」です。猫という生き物は、なぜあんなにも情熱的に砂をかくのでしょうか。まるで埋蔵金でも掘り当てようとしているかのような激しさで、トイレの外まで砂利だらけにするあの子たち。掃除機をかけるたびに「勘弁してくれ…」とため息をついている方も多いでしょう。

安心してください。この問題も100均グッズで解決できます。猫トイレカバーを手作りしてしまえばいいのです。

最強のアイテムは「ワイヤーネット」と「結束バンド」、そして「プラダン(プラスチックダンボール)」です。

作り方:

  1. フレーム作成: トイレの周りを囲えるサイズになるよう、ワイヤーネットを結束バンドで連結し、箱型の囲いを作ります。
  2. 壁の設置: ワイヤーネットの内側に、サイズに合わせてカットしたプラダンを結束バンドで固定します。これが砂をガードする壁になります。プラダンは半透明のものを選ぶと圧迫感が少なく、かつ目隠しにもなって一石二鳥です。
  3. 入口の加工: 猫が出入りする部分だけ、ワイヤーネットをカットするか、最初から低めのネットを使って入口を作ります。

この「ワイヤーネット+プラダン」カバーの素晴らしいところは、高さも広さも自由自在な点です。立ちション癖のある猫ちゃん用には背の高い壁を、老猫用には入りやすいスロープ付きをと、愛猫の事情に合わせてカスタムできます。

また、見た目にこだわりたい方は、プラダンの外側に100均の「リメイクシート(木目調や大理石調)」を貼ってみてください。これだけで、急に「こだわりの家具」のような顔つきになります。来客があっても、「これ手作りなの?」と驚かれること間違いなしです。

ちなみに、猫の排泄行動については専門的な研究も進んでおり、トイレの形状が猫のストレスに直結することが分かっています。以下の環境省の資料などでも、適切な飼育環境の重要性が説かれています。こうした公的な情報源も参考にしつつ、愛猫の性格に合った形状を見極めてください。
環境省:動物の愛護と適切な管理

100均だけじゃない?無印の活用法と猫トイレの作り方の注意点

さて、ここまで100均DIYの素晴らしさを語ってきましたが、ここで少し冷静な視点も入れておきましょう。100均製品は優秀ですが、耐久性やデザインの洗練度では限界があるのも事実です。「部屋をおしゃれに統一しているのに、トイレだけダイソー感がすごいのはちょっと…」というインテリア重視派の方もいるでしょう。

そんな方におすすめなのが、「無印良品」の活用です。特に「ポリプロピレン収納ケース」シリーズは、猫トイレDIY界隈では「高級素材」として扱われています。半透明の乳白色はどんな部屋にも馴染みますし、何よりプラスチックの質が良く、丈夫です。作り方は100均ケースと同じですが、仕上がりのクオリティは段違いです。

しかし、自作トイレにはいくつか重要な注意点があります。

注意点1:ニオイの染み込み
プラスチック製品、特に安価なものは、長期間使用すると表面に細かい傷がつき、そこに尿の成分や細菌が入り込んでニオイが取れなくなることがあります。これは市販のトイレでも同じですが、DIYの場合は特に「買い替えサイクル」を意識してください。「半年~1年で新品に作り変える」くらいの気持ちでいるのが衛生的に正解です。

注意点2:安全性の確保
穴開け加工をした際、バリ(ギザギザした突起)が残っていると、猫が肉球を怪我する恐れがあります。ドリルやキリで穴を開けた後は、必ずサンドペーパー(これも100均で買えます)で表面を滑らかに処理してください。編集長としての私からの強いお願いです。愛猫の柔らかい肉球を守れるのは、飼い主さんの最後の一手間だけなのです。


【Q&A:建前抜きのリアル相談室】

さて、ここで少しブレイクタイム。私の元によく寄せられる、きれいごとではない泥臭い悩み相談にお答えしましょう。

自作トイレなんて貧乏くさくないですか?彼氏が家に来た時に引かれませんか?

ズバリ言いますが、彼氏が引くとしたらトイレが自作であることではなく、「トイレが汚いこと」か「部屋が臭いこと」です。市販の高いトイレを使っていても、掃除が行き届いていなければ最悪です。逆に、自作でも清潔に保たれていて、カバーで目隠しなどの配慮がされていれば、「工夫上手で家庭的な子だな」と株が上がる可能性すらあります。自信を持ってください。どうしても気になるなら、前述のリメイクシートでオシャレに偽装しましょう。

YouTuberが紹介してた100均DIYをやったら、猫が使ってくれません。心が折れそうです

よくある話です。猫は「変化」を嫌う生き物。いきなりトイレを変えられたら、「なんじゃこりゃ、ここで用を足せと?」と警戒するのは当たり前です。YouTuberは成功した部分しか見せません(それが仕事ですから)。解決策は、「前のトイレの砂を少し混ぜる(ニオイをつける)」ことと、「前のトイレもしばらく並行して置いておく」こと。焦らず移行期間を設けましょう。あなたのDIYが悪いわけではありません、猫が猫なだけです。

正直、穴あけ作業が面倒くさいです。もっと楽な方法ないですか?

あります。「穴あけ不要」の道です。システムトイレ(二層式)にこだわらず、「固まる砂」を使うシンプルな箱トイレにするなら、衣装ケースそのままでOKです。これなら買ってきて砂を入れるだけ、所要時間30秒。ただし、砂の消費量は増えますし、掃除の手間も変わります。手間を取るか、ランニングコストを取るか。人生と同じでトレードオフですね。

無印

代用

猫トイレカバー

ダンボール

手作り

  • 市販品より広々!大型猫も喜ぶ自作トイレのメリット
  • 無印のポリプロピレンケースで代用?インテリアに馴染む選択肢
  • 緊急時はダンボールで代用できる?災害時にも役立つ知識
  • 100均猫トイレの作り方まとめ!安さと愛情で理想の空間を
屋根なしオープンと2週間に1回ゴミ捨て

の商品の魅力!

市販品より広々!大型猫も喜ぶ自作トイレのメリット

ここで改めて、なぜ我々が汗水垂らして(いや、実際はそんなに大変ではないですが)自作トイレを作るのか、そのメリットを深掘りします。最大の理由は「広さ」です。

動物行動学の観点から言えば、猫にとって理想的なトイレのサイズは「体長の1.5倍以上」とされています。体長50cmの猫なら、75cm幅のトイレが必要ということです。しかし、日本の住宅事情に合わせて作られた市販のトイレは、幅40cm~50cm程度のものがほとんど。これでは猫にとって「公衆電話ボックスの中で用を足せ」と言われているようなものです(例えが古いでしょうか?)。

自作なら、衣装ケースのサイズ選び次第で、幅70cmでも80cmでも実現可能です。実際に大型の自作トイレに変えた途端、粗相(トイレ以外での排泄)がピタリと止まった、という事例は枚挙に暇がありません。「うちの子、トイレが下手で…」と悩んでいる方、それは猫が下手なのではなく、トイレが狭すぎるだけかもしれませんよ。

また、多頭飼いの家庭にとってもメリットは絶大です。猫のトイレの適正数は「頭数+1個」と言われますが、3匹いたら4個必要です。市販品で4個揃えたら2万円コースですが、100均DIYなら2000円~3000円で済みます。この圧倒的なコストパフォーマンスこそが、多くの多頭飼育崩壊予備軍を救っている…というのは言い過ぎかもしれませんが、家計の助けになることは間違いありません。

以下の表で、市販品と自作トイレの比較をまとめてみました。

項目市販のシステムトイレ自作システムトイレ(100均・無印)
初期費用3,000円~6,000円500円~1,500円
サイズ規格サイズのみ(やや小さめ)超大型から隙間サイズまで自由自在
デザインメーカー依存、ロゴ入りシンプル、カスタマイズ可能
耐久性高い素材によるが、基本は高い。交換容易
拡張性専用オプションのみカバー、スコップ置き場など無限大
猫の快適性平均的猫に合わせて最大化可能

無印のポリプロピレンケースで代用?インテリアに馴染む選択肢

少し触れましたが、無印良品の「ポリプロピレン衣装ケース引出式」の外枠だけを使う、あるいは「ポリプロピレン収納ボックス・ワイド」を使う方法は、もはやDIY界のハイブランド枠です。

無印製品の特長は、その「絶妙な半透明具合」と「角のないデザイン」にあります。リビングに置いてあっても、言われなければ猫トイレだと気づかないレベルです。作り方は100均のケースと同じく、重ねて穴を開けるか、あるいは中にちょうどいいサイズのザル(これも100均で探せます)を入れてシステム化する方法があります。

特に「無印の収納ボックス」は、蓋を一部カットして、上から入るタイプのトイレ(トップエントリー式)に改造する猛者もいます。これなら砂の飛び散りはほぼゼロになりますし、犬が猫のウンチを食べてしまう(食糞)問題の対策にもなります。ただし、関節の弱い老猫には上り下りがきついので、若くて元気な猫ちゃん限定のカスタマイズですね。

インテリアに馴染む、というのは飼い主の自己満足のように聞こえるかもしれませんが、実は重要です。飼い主が「あー、部屋がダサくなるなあ」とネガティブな気持ちでトイレを見ていると、猫はそれを敏感に察知します。逆に、「うちのトイレ、オシャレでしょ?」とポジティブな気持ちでいれば、猫も安心して排泄できるのです。嘘のような本当の話ですよ。

緊急時はダンボールで代用できる?災害時にも役立つ知識

最後に、どうしても触れておきたいのが「防災」と「緊急時」のトイレ作りです。日本は地震大国。いつ何時、避難生活を余儀なくされるか分かりません。そんな時、重たいプラスチックのトイレを持って逃げるのは現実的ではありません。

そこで役立つのが「ダンボール」を使った簡易トイレの知識です。これは100均DIYの究極系とも言えます。

作り方:

  1. 箱を用意: スーパーでもらえる適当なサイズのダンボール箱を用意します。
  2. 防水処理: 箱の中に、大きめのビニール袋(ゴミ袋など)を二重にして敷きます。
  3. 吸水材: ビニールの中に、裂いた新聞紙やペットシーツ、大人用のオムツなどを敷き詰めます。
  4. 猫砂: 普段使っている猫砂を少し入れて、自分のニオイがするようにします。

これだけで、立派な緊急用トイレの完成です。ダンボールは保温性が高く、囲われている安心感があるため、意外と猫は好んで使います。汚れたら袋ごと捨てればいいですし、箱自体がダメになったら新しいダンボールに変えるだけ。

この知識は、災害時だけでなく、急な来客で猫を別室に隔離しなければならない時や、帰省先に猫を連れて行く時にも役立ちます。「いざとなればダンボールでなんとかなる」と知っているだけで、飼い主としての心の余裕が全く違ってきます。

ちなみに、こうした防災知識に関しては、信頼できる一次情報を日頃からチェックしておくことをお勧めします。
日本獣医師会:災害時におけるペットの救護対策ガイドライン

100均猫トイレの作り方まとめ!安さと愛情で理想の空間を

長々とお話ししてきましたが、いかがでしたでしょうか。「たかが猫トイレ、されど猫トイレ」。100均やダイソーの衣装ケース、すのこ、そしてあなたのほんの少しの工夫と手間があれば、世界に一つだけの、愛猫にとっての「五つ星レストルーム」が完成します。

今回ご紹介したDIYは、単なる節約術ではありません。それは「うちの子にはもっと広いトイレが必要だ」「もっと清潔にしてあげたい」という、あなたの深い愛情の現れです。既製品を買って終わりにするのではなく、猫の体格や癖を観察し、試行錯誤して環境を整えるプロセスそのものが、飼い主としてのレベルを一段階引き上げてくれるはずです。

明日、ダイソーのプラスチックコーナーで、真剣な顔をして衣装ケースを重ね合わせている人がいたら、それは私かもしれませんし、この記事を読んだあなたかもしれません(笑)。

さあ、今すぐ愛猫のトイレをチェックしてみてください。もし狭そうにしていたら、今週末はDIYの時間です。浮いたお金で買った極上のオヤツを前に、目を細める愛猫の顔を想像しながら。それでは、素晴らしい猫ライフを!

AIセンサーとダブル脱臭で安心

の商品の魅力!

タイトルとURLをコピーしました