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どうしても捕まらない猫の捕まえ方!プロが教える失敗しないコツ

どうしても捕まらない猫の捕まえ方!プロが教える失敗しないコツ 猫に関する知恵袋・情報
どうしても捕まらない猫の捕まえ方を解説
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「どうしても捕まらない猫」を目の前にして、これ以上どうすれば良いのかと途方に暮れていませんか。

怪我をしている野良猫や、避妊去勢手術が必要な地域猫を保護しようとしても、想像以上に警戒心の強い猫相手では一筋縄ではいきません。

もし一度でも捕獲失敗してしまうと、賢い猫はその恐怖を学習し、いつもの餌場に「もう来ない」という最悪の事態も招きかねないため、再挑戦には慎重な計画が必要です。

特に、猫が捕獲器に入らない理由は個体によって様々であり、単に中に入れる餌を高級なものに変えれば解決するという単純な話ではないことがほとんどです。

この記事では、数多くの困難な現場を経験し、解決に導いてきたプロの視点から、猫が捕獲器に入らない時は具体的にどう対処すべきかを徹底的に解説します。

一般的な金属製の捕獲器だけでなく、猫の警戒心を解くためのダンボールによるカモフラージュや、またたびを使った誘導テクニックなど、知恵を絞った裏技を紹介します。

さらには、保護したものの、なつか ない猫を病院に連れて行くにはどうすれば安全かという切実な悩みに対し、洗濯ネットや厚手のタオルを活用した実践的な捕まえ方まで網羅しました。

また、どうしても暴れて手がつけられない子に対して、最終手段として動物病院と相談の上で検討すべき鎮静剤の可能性や、その使用リスクについても触れていきます。

捕獲は根気と知恵比べですが、正しい知識があれば成功率は格段に上がります。

ぜひ最後までお読みいただき、猫を安全に保護するためのヒントを持ち帰ってください。

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記事の要約とポイント

  • プロが分析する「どうしても捕まらない猫」の心理と失敗しない準備
  • 猫が捕獲器に入らない時はダンボールやまたたびで警戒心を解く
  • なつか ない猫を病院に連れて行くには洗濯ネットとタオルが必須
  • 暴れる野良猫への鎮静剤使用のリスクと正しい捕まえ方の判断基準

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まず最初に、残酷な現実を直視しましょう。なぜ、あの猫はどうしても捕まらないのか。それは決して、その猫が超能力を持っているからでも、あなたが不器用だからでもありません。多くの場合、準備の段階で「猫に負けている」ことがほとんどなのです。

私たち人間は、どうしても「スケジュール」で動きます。「今度の土曜日に手術の予約が取れたから、金曜の夜に捕まえよう」と考えますよね。でも、猫にカレンダーはありません。彼らにあるのは「生存本能」だけです。この意識のズレが、すべての失敗の始まりです。

プロの捕獲器使い、いわゆる「ねこけん」さんやベテランボランティアの方々の動きを見ていると、彼らは捕獲器を設置するずっと前から勝負を始めています。彼らが口を揃えて言うのは、「捕獲は段取りが9割」という言葉。実際に網を振るう、あるいは扉が閉まるその瞬間は、長いプロセスの最後の1ピースに過ぎないのです。

どうしても捕まらない猫になってしまう最大の理由は、「試し行動」の失敗にあります。
例えば、捕獲器を設置する前に、餌付けだけで信頼関係を築こうとしていませんか? 「ご飯をくれるいい人」と認識されるのは素晴らしいことですが、同時に「この人は自分を捕まえようとしている」という殺気を読まれたら、その時点でもうアウトです。猫は人間の視線、呼吸、そしてわずかな躊躇を敏感に察知します。あなたが「今日こそは!」と意気込めば意気込むほど、体から出るアドレナリンの匂いが、猫には警報アラームのように届いていると思ってください。

また、使用している道具のメンテナンス不足も致命的です。前の猫の匂いが残っている、可動部が錆びていて金属音がする、踏板が重すぎる。これらはすべて、猫にとっては「異変」です。プロは捕獲器を洗った後、あえてその場の土や草をこすりつけて「人工的な匂い」を消します。あなたはそこまで徹底していますか?

ここでの準備とは、単に道具を揃えることではありません。「猫の行動パターンをストーキングする」レベルの観察眼を持つことです。何時に来るのか、どのルートから現れるのか、風向きはどうか。これらを把握せずに捕獲器を置くのは、目隠しをしてダーツを投げるようなものです。

どうしても捕まらない猫

理由

捕獲失敗

警戒心の強い猫

プロ

  • 野良猫が警戒心の強い猫に変わる捕獲失敗のパターン
  • 一度失敗してもう来ない?猫が捕獲器に入らない理由を分析
  • 基本の猫の捕まえ方とは?プロが教える捕獲の心構え
猫専用捕獲網

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野良猫が警戒心の強い猫に変わる捕獲失敗のパターン

「最初はあんなに警戒心がなかったのに、急に近寄らなくなった」という話をよく聞きます。これは残念ながら、私たちが良かれと思ってやった行動が、猫を「警戒心の強い戦士」へと育て上げてしまった結果であることが多いのです。

最も多い失敗パターンが、「一度捕獲器に入れて、逃げられた」ケースです。
扉が閉まるスピードが遅くて背中に当たって逃げられた、あるいは閉まった扉をこじ開けて脱走された。この経験をした猫のIQは、一気に跳ね上がります。「あの箱に入ると痛い目に遭う」「あのガシャンという音は地獄の合図だ」と学習した猫は、もう二度と同じ手には引っかかりません。これを業界用語(?)で「トラップシャイ」と呼びますが、一度トラップシャイになった猫を捕まえる難易度は、通常の10倍、いや100倍と言っても過言ではないでしょう。

次に多いのが、「捕獲現場を目撃された」パターンです。
仲間の猫が捕獲器に入って暴れている姿を、物陰からじっと見ている別の猫。これがターゲットだった場合、その猫は「あそこに行くとあいつみたいになる」と理解します。猫の社会にも情報共有があるのか、不思議なほど危険情報は伝播します。だからこそ、プロは捕獲器にカバーをかけ、捕まった瞬間に中が見えないように配慮するのです。これは猫を落ち着かせるためだけでなく、「目撃者を作らない」ための防諜活動でもあるのです。

そして意外と見落としがちなのが、「餌やりのルール違反」による失敗です。
「捕獲日の前日は絶食させる」。これは捕獲の鉄則ですが、情にほだされて「少しだけなら…」とオヤツをあげてしまう人がいます。あるいは、自分以外の誰かが餌をあげていた場合。満腹の猫が、わざわざ怪しい箱に入ってまで餌を食べようとするでしょうか? しませんよね。空腹こそが、警戒心を上書きできる唯一の武器なのに、それを自ら捨ててしまっているのです。

一度失敗してもう来ない?猫が捕獲器に入らない理由を分析

「失敗した翌日から、猫がぱったり来なくなりました…」
この相談、私のブログにも本当によく届きます。結論から言いましょう。猫はまだ近くにいます。ただ、あなたの前に姿を現すリスクを避けているだけです。あるいは、時間帯をずらして、あなたが寝静まった深夜に来ている可能性が高いでしょう。

一度失敗して「もう来ない」猫の心理を分析すると、そこには「恐怖」と「不信」が渦巻いています。しかし、彼らも霞を食って生きているわけではありません。必ずお腹は空きます。テリトリーを完全に放棄して別の場所に移動するのは、猫にとっても大きなリスク(他の猫との縄張り争いなど)を伴うため、よほどのことがない限り、完全にいなくなることは稀です。

ここで重要なのは、猫が捕獲器に入らない理由を「怖がっているから」だけで片付けないことです。もっと物理的な理由があるかもしれません。

  • 踏板の感触が嫌い: 金網の感触を嫌う猫は多いです。
  • 入り口が狭い: 髭が当たるのを嫌がっているのかもしれません。
  • 設置場所が不安定: 踏んだ時にガタつく箱には、絶対に入りません。
  • 他の捕食者の気配: アライグマやハクビシンなど、猫以外の動物の匂いがついていませんか?

環境省の資料でも、動物の習性を理解した捕獲の重要性が示唆されていますが、現場ではさらに細かな「個体差」への対応が求められます。

ここで、実際に私の元に寄せられた読者からの悲痛な叫びと、それに対する回答を紹介しましょう。これを読めば、あなたが独りではないことがわかるはずです。

相談者(30代主婦)

「編集長、聞いてください。TNRのために餌付けしていた野良猫のクロちゃん、捕獲器を仕掛けたら、踏板の手前まで入って餌だけ食べてバックで出て行っちゃうんです! しかも、それを見ていた近所のおじさんに『虐待だ!』って怒鳴られて…。もう心が折れそうです。猫は賢すぎるし、人間関係はギスギスするし、私がやってることって正しいんでしょうか?」

編集長からの回答

いやあ、痛いほどわかります、その状況。まず、あなたは絶対に間違っていません。 そこは胸を張ってください。
クロちゃん、相当な知能犯ですね。踏板を跨ぐ、あるいは体を伸ばして食べる「踏まない食い」の達人です。この場合、通常の踏板式捕獲器では限界かもしれません。
対策としては2つ。
1つ目は、「吊り餌」作戦です。踏板の奥、天井部分から洗濯ネットに入れた強烈な匂いの餌(フライドチキンなど)をぶら下げます。猫がそれを取ろうと立ち上がったり、踏ん張ったりした拍子に踏板を踏ませる作戦です。
2つ目は、近所のおじさん対策。これが一番厄介ですが、挨拶と「不妊手術をして、これ以上猫が増えないようにするための保護なんです」という説明を、相手が落ち着いている時にすること。可能なら自治体の回覧板や、ボランティア団体の腕章などを利用して「公的な活動っぽさ」を出すのも手です。虐待ではなく愛護活動だとわかってもらうには、あなたの堂々とした態度が不可欠ですよ。
バックで出る猫には、捕獲器の種類を変える(踏板式から吊り下げ式へ、あるいは大型のドロップトラップへ)のが一番早いです。同じ道具で粘っても、猫の経験値稼ぎに付き合うだけになりますからね。

基本の猫の捕まえ方とは?プロが教える捕獲の心構え

さて、ここからは具体的な戦術の話に入りますが、その前に「基本の型」をおさらいしておきましょう。プロが教える捕まえ方の基本は、「焦らし」と「ルーティン」です。

いきなり捕獲器を置くのは、初対面でプロポーズするようなもの。まずは「この場所には毎日決まった時間にご飯が出る」という絶対的な安心感を植え付けます。これを「餌付け」と言いますが、単に餌を撒くのではありません。

1. 時間と場所の固定
毎日同じ時間、同じ場所に餌を置きます。猫の体内時計をあなたのスケジュールに合わせさせるのです。

2. 器の統一
捕獲器の中に置く予定の皿と同じものを使い続けます。「この皿=美味しいもの」という条件反射を作ります。

3. 捕獲器の「家具化」
これが最重要。捕獲器の扉を結束バンドなどでガッチリ固定し、絶対に閉まらない状態にします。その状態で餌場に置いておきます。最初は警戒して遠巻きに見ているでしょうが、数日経てば「ただの動かない物体」と認識します。次に、餌皿を捕獲器の手前に置き、徐々に奥へと移動させていきます。最終的には、捕獲器の中でご飯を食べることが日常になるまで待ちます。

これを1週間、いや2週間続けられますか?
「そんなに待てない!」という声が聞こえてきそうですが、急がば回れ。この「捕獲器の中は安全な食堂ですキャンペーン」を十分に行った場合、捕獲当日の成功率は飛躍的に上がります。プロは、この下準備に何日もかけ、捕獲自体は5分で終わらせます。

心構えとして持っておくべきは、「猫の空腹は最大の協力者」だということ。可哀想に思えるかもしれませんが、捕獲予定日の前日、さらには前々日から餌を減らし、当日は完全に絶食状態にしておくこと。これが猫を捕獲器へといざなう最強のドライブになります。

どうしても捕まらない猫を安全に保護する具体的な対処法

それでも捕まらない。下準備もした、絶食もさせた、でも入らない。
そんな「ラスボス級」の猫に対する対処法を、段階別にご紹介します。

まず検討すべきは、捕獲器のタイプの変更です。
一般的な「踏板式」は、猫が警戒しやすい構造をしています。底の金網、狭い入り口。これらを嫌う猫には、「ドロップトラップ」という最終兵器が有効です。これは、ザルを伏せたような形状の大きな枠を、棒で支えておき、猫が入ったら紐を引いて上からバサッと被せるタイプの罠です。
これのメリットは、入り口が広く、地面がそのままなので警戒されにくいこと。そして、ターゲット以外の猫が入ってもスルーできることです(狙った猫が入った時だけ紐を引けばいいので)。ただし、設置場所が広めに必要で、人間がずっと監視して紐を引くタイミングを待つ必要があります。まさに狩りですね。

次に、設置場所の工夫
壁際、物陰など、猫が体を隠しながら移動できる動線上に置くのが基本です。オープンな場所にポツンと置いても入りません。捕獲器全体を黒いゴミ袋やブルーシート、あるいは草木で覆い、「暗いトンネル」のように演出するのも効果的です。猫は暗く狭い場所を好む習性がありますから、それを逆手に取るのです。

猫が捕獲器に入らない時は

ダンボール

洗濯ネット

タオル

なつかない猫を病院に連れて行くには

  • 猫が捕獲器に入らない時はダンボールやまたたびで偽装する
  • なつかない猫を病院に連れて行くには洗濯ネットとタオルを使う
  • 最終手段?鎮静剤の使用可否と安全な運搬方法
  • どうしても捕まらない猫の捕獲・総括まとめ

猫が捕獲器に入らない時はダンボールやまたたびで偽装する

猫のまたたび

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ここからは、さらにディープな「偽装工作」の世界へ案内しましょう。猫が捕獲器に入らない時の、現場の知恵です。

【ダンボール偽装作戦】
金属の冷たさを嫌う猫には、捕獲器の底にダンボールを敷きます。ただし、踏板が作動しなくならないように、サイズ調整は慎重に。さらに上級者は、捕獲器全体をダンボール箱の中に入れてしまいます。「ただのダンボール箱」に見せかけて、奥に行くとご飯がある…と思わせて捕獲するのです。

【またたびドーピング】
またたびは諸刃の剣です。効果がない猫もいれば、興奮しすぎて暴れる猫もいます。しかし、どうしても警戒心が解けない場合、またたびの粉を捕獲器の入り口から奥へと少量ずつ撒いておくことで、陶酔状態で奥まで誘導できることがあります。ただし、これはあくまで補助的な手段。メインはやはり「匂い」です。

ここで、どうしても捕まらない猫を落とすための「最強の餌リスト」と「対策」を表にまとめました。これを参考に、今夜のメニューを決めてください。

【保存版】猫のタイプ別・捕獲難易度と攻略アイテム表

猫のタイプ捕獲難易度特徴・行動パターン推奨される餌・アイテム攻略のポイント
グルメな美食家★★☆☆☆カリカリには見向きもしない。美味しい匂いに弱い。温めたウェットフード、焼きカツオ、から揚げ(衣なし)とにかく匂いを拡散させる。電子レンジで少し温めると匂いが倍増。
超警戒ビビり★★★★☆物音に敏感。捕獲器の周りをグルグル回るだけ。フライドチキン、焼き魚、またたび捕獲器全体を布や草で隠し、内部を暗くする。ドロップトラップ推奨。
トラップシャイ★★★★★過去に捕獲器で怖い思いをした経験あり。絶対に入らない。生肉、マグロの刺身、猫用ちゅ~る通常の捕獲器は諦め、形状の違う罠を使うか、下記で紹介する鎮静剤を検討。
母猫・妊娠猫★★★☆☆食欲はあるが警戒心もMAX。子猫を守ろうとする。高栄養の缶詰、子猫用ミルクの粉子猫がいる場合は、子猫を先に保護し、その鳴き声を囮にする(ケージ越し)。

なつかない猫を病院に連れて行くには洗濯ネットとタオルを使う

猫専用洗濯ネット

の商品の魅力!

さて、無事に捕獲器で捕まえられたとしましょう。しかし、戦いはまだ終わりません。次は「病院へ連れて行く」というミッションが待っています。特に、捕獲器ではなく、家の中に迷い込んだ野良猫や、飼い猫なのに全くなつか ない凶暴な猫を病院に連れて行くにはどうすればいいのか。

ここで最強の武器となるのが、「洗濯ネット」です。
「え、洗濯ネット? 猫を入れるの?」と驚く方もいるかもしれませんが、これは獣医師も推奨する正当な保定方法です。猫は狭い場所に入り、体が密着していると落ち着く習性があります。網目から注射も打てるため、診察台でもそのまま処置ができるというメリットもあります。

具体的な手順:

  1. 大きめの洗濯ネットを用意: 百均で売っている粗目のネットがベストです。
  2. バスタオル爆弾: 猫の上から厚手のバスタオルをバサッと被せます。これで視界を遮断します。猫は視界が暗くなると動きが止まることが多いです。
  3. 包み込み: タオルごしに猫をホールドし、そのまま洗濯ネットの中に滑り込ませます。
  4. ファスナーを閉める: ここが勝負。尻尾を挟まないように注意しつつ、素早く閉めます。

暴れる猫の場合、厚手の手袋(皮手袋)は必須です。軍手では爪が貫通します。噛まれると本気で感染症のリスクがあるので、自分を守ることを最優先してください。
もし、どうしてもネットに入れられない場合は、無理をせず、捕獲器を室内で使って再度捕まえる方が安全な場合もあります。

最終手段?鎮静剤の使用可否と安全な運搬方法

猫の運搬に最適なキャリーケース

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「何をやってもダメ。姿は見せるのに捕まらない」「暴れすぎて捕獲器が壊れそう」。
そんな極限状態にある場合、検討すべきは「鎮静剤」の使用です。

これは、獣医師に事情を説明し、処方してもらうお薬(ガバペンやアセプロマジンなど)を餌に混ぜて食べさせ、猫の意識をぼんやりさせて捕獲する方法です。
「薬を使うなんて怖い」と思うかもしれません。確かにリスクはあります。薬が効きすぎて呼吸抑制が起きる可能性や、ふらついた状態で道路に出て事故に遭うリスクもゼロではありません。

しかし、怪我がひどくて一刻を争う場合や、繁殖制限のためにどうしても捕まえなければならない場合、このリスクと天秤にかける必要があります。

鎮静剤使用の注意点:

  • 必ず獣医師の処方を受ける: ネットで勝手に買ったり、人間用の薬を使うのは論外です。
  • 監視下で行う: 薬を食べた後、猫がどこかへ行ってしまわないように、監視できる状況で与える必要があります。薬が効いてくるまで数時間かかる場合もあります。
  • 副作用の理解: 個体によって効き目が全く違います。全く効かない子もいれば、ぐったりしてしまう子もいます。

これはあくまで「最終手段」です。しかし、プロの現場では、選択肢の一つとして常に頭に入れています。猫を救うための「必要悪」と割り切れるかどうか、それが試される瞬間でもあります。

以下の獣医師会などのサイトでも、動物用医薬品の適正使用についての情報が掲載されていますので、参考にしてください。
参考URL:https://www.jvma.or.jp/

どうしても捕まらない猫の捕獲・総括まとめ

長い戦い、お疲れ様でした。ここまで読んでくれたあなたは、きっと本気でその猫を救いたいと願っている、愛情深く、そして粘り強い方なのだと思います。

「どうしても捕まらない猫」との知恵比べ。それは、心が折れそうになる瞬間の連続です。
せっかくの休日を潰して張り込んだのに空振り。近所の人からの冷たい視線。そして何より、「私、この子に嫌われてるのかな」という悲しみ。

でもね、最後にこれだけは言わせてください。
その猫が今、生きているのは、あなたがご飯をあげて、気にかけてくれたおかげです。
捕まらないのは、その子が賢く、生きる力に溢れている証拠。あなたは、そんな素晴らしい生命力を持った猫と向き合っているんです。

明日、また捕獲器を仕掛ける時、少しだけ視点を変えてみてください。
「捕まえてやる」という執着を手放し、「美味しいご飯があるよ、安全な場所があるよ」という招待状を送るつもりで。
洗濯ネットも、鎮静剤も、ドロップトラップも、すべては「その子の未来」を切り開くための道具に過ぎません。

もし今回失敗しても、自分を責めないで。猫は逃げても、あなたの想いまで逃げたわけではありません。
この記事が、あなたの孤独な戦いに終止符を打ち、一匹でも多くの猫が温かい寝床に辿り着くための道しるべになれば、編集長としてこれ以上の喜びはありません。

さあ、涙を拭いて。猫缶のプルトップを開ける音は、希望のファンファーレですよ。健闘を祈ります!

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