愛する猫のために、自動給餌器の導入を考えていませんか。
留守中も安心ですし、決まった時間にご飯をあげられるのは本当に便利ですよね。
でも、ちょっと待ってください。
その自動給餌器、あなたの猫ちゃんに本当に合っていますか。
実は、猫の自動給餌器には意外と知られていない多くのデメリットが存在するんです。
私自身、多頭飼いで2匹の猫と暮らしていますが、一度は便利さに惹かれて導入したものの、結局使うのをやめた経験があります。
なぜ私が自動給餌器を使うのをやめたのか。
それは、猫がなつかないと感じたり、賢い子が自分で押すようになってしまったりと、予期せぬ問題が次々と起こったからです。
この記事では、そんな私の実体験を基に、自動給餌器が持つ具体的なデメリットを包み隠さず解説します。
多頭飼いならではの悩みや、停電時も安心な電池式の選び方、話題のニトリ製品の実際のところまで、あなたが知りたい情報がきっと見つかるはずです。
ただデメリットを挙げるだけでなく、それぞれの問題への対策や、それを踏まえた上で後悔しない、本当におすすめできる自動給餌器をランキング形式でご紹介します。
購入してから「失敗した…」と後悔しないために、ぜひ最後まで読んで、あなたの愛猫にぴったりの選択をするためのお手伝いをさせてくださいね。
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記事の要約とポイント
- 【体験談】私が自動給餌器をやめた理由とリアルなデメリットを全公開
- 【多頭飼い必見】2匹で使う際の注意点と横取りされない対策とは
- 【徹底比較】ニトリは本当に良い?デメリットを克服する選び方のコツ
- 【2025年版】後悔しない!本当におすすめの自動給餌器をランキングで紹介
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猫の自動給餌器のデメリット6選!私が使うのをやめた理由
カチッ、カチッ…。静かなリビングに響く時計の秒針が、やけに大きく聞こえたあの日のことを今でも鮮明に覚えています。30年以上、様々な猫たちと人生を共にしてきましたが、これほどまでに「便利さ」という言葉の裏側を考えさせられた経験はありませんでした。あなたも今、愛する猫のために自動給餌器を検討しているのかもしれませんね。「これで早朝の『ごはんまだ?』攻撃から解放される…」「急な残業や短い旅行でも、あの子を空腹にさせずに済む!」そんな期待に胸を膨らませているのではないでしょうか。ええ、痛いほどわかります。何を隠そう、私もそうでしたから。我が家のやんちゃなキジトラのレオと、おっとりした白猫のユキのために、最新式の自動給餌器を意気揚々と設置したあの日までは。しかし、その輝かしい未来予想図は、ガラガラと音を立てて崩れ去ることになったのです。この記事では、私がなぜ、あれほどまでに期待した自動給餌器を使うのをやめたのか、そのリアルな体験談と、そこから見えてきた深刻なデメリットについて、包み隠さずお話ししようと思います。
猫の自動給餌器のデメリット6選
デメリット
やめた
なつかない
自分で押す
多頭飼い
猫の自動給餌器が持つ9つのデメリットを、私が使うのをやめた実体験から解説します。猫がなつかない、自分で押すといった問題から、多頭飼い(2匹)での喧嘩まで具体的に紹介。購入後に後悔しないために知っておくべき注意点をまとめました。
- デメリット1:コミュニケーション不足で猫がなつかない可能性
- デメリット2:賢い猫は自分で押す!盗み食いのリスク
- デメリット3:多頭飼い(2匹)だと横取りで喧嘩勃発
- デメリット4:フードの鮮度が落ちて食べなくなる
- デメリット5:掃除が面倒で不衛生になりがち
- デメリット6:停電や電池切れで作動しない不安
デメリット1:コミュニケーション不足で猫がなつかない可能性
これは、私が体験した中で最も心が痛んだデメリットでした。自動給餌器を導入して1ヶ月が経った頃、ふと気づいたのです。いつもなら私がキッチンに立つと、足元にスリスリと体を寄せ、「ゴロゴロ」と喉を鳴らして甘えてきたレオの姿がないことに。彼はどこにいるのか?探してみると、リビングの隅に置かれた白いプラスチックの塊、つまり自動給餌器の前で、まるで神の啓示でも待つかのように、じーっと座り込んでいました。ウィーン、ガシャ…という機械音と共にカリカリが皿に出てくると、彼は私を一瞥もせず、一心不乱に食べ始めるのです。
「ご飯をくれる人」から「ご飯をくれる機械」へ。猫にとって、飼い主の序列が明らかに変わってしまった瞬間でした。彼らにとって食事は、単なる栄養補給以上の意味を持ちます。それは、信頼する飼い主からもらう愛情の証であり、日々の大切なコミュニケーションの時間でもあるのです。その時間を機械に奪われたことで、私たちの間には見えない壁ができてしまいました。事実、猫の愛着行動に関する研究では、給餌という行為が飼い主と猫との間の社会的絆を強化する上で重要な役割を果たすことが示唆されています。
「レオ、おいで」と呼んでも、以前のように飛んでくることはなくなり、自動給餌器の方をチラリと見るだけ。その姿は、まるで「あなたより、あっちの方が確実にご飯をくれるから」と言っているようで、胸が締め付けられる思いでした。便利さと引き換えに、私たちはかけがえのない何かを失いつつあったのです。これは、単に猫がなつかないという言葉だけでは片付けられない、深刻な問題だと私は感じています。
デメリット2:賢い猫は自分で押す!盗み食いのリスク
「うちの子は賢いから」なんて、のんきに構えていませんか?その賢さ、時として飼い主の想像をはるかに超える形で発揮されることがあります。特に、食いしん坊な猫にとっては、自動給餌器は攻略すべき要塞のようなもの。我が家の白猫ユキが、まさにその挑戦者でした。彼女は最初、給餌口に前足をそろーっと差し込み、一粒、また一粒とカリカリを掻き出すという地道な努力を始めました。なんて健気なんだろう、なんて思っていたのも束の間。ある日の午後、事件は起きたのです。
ガコンッ!ガタンッ!
普段は物静かなユキが、まるでレスラーのように自動給餌器に全体重をかけて揺さぶり始めたではありませんか。その執念が実り、衝撃でフードタンクの蓋がわずかにずれ、中からカリカリが数粒こぼれ落ちました。一度成功体験を積んだ猫の学習能力は凄まじいものです。それからというもの、彼女は給餌時間外になると、自分で押す、揺する、倒すの三拍子で、自力で「おやつタイム」を作り出すようになってしまいました。これでは健康管理も何もあったものではありません。肥満は万病の元。特に猫は糖尿病や関節炎のリスクが高まります。決まった量しか与えられないはずの自動給餌器が、逆に過食の原因になってしまうとは、なんという皮肉でしょうか。中には、給餌ボタンを学習して自分で押すようになる猛者もいると聞きます。あなたの愛猫が、その天才的な才能を盗み食いのために開花させてしまう可能性は、決してゼロではないのです。
デメリット3:多頭飼い(2匹)だと横取りで喧嘩勃発
我が家のように2匹の猫がいるご家庭、つまり多頭飼いの場合、デメリットはさらに深刻化します。私が購入した自動給餌器には、2匹用にフードを分けるセパレーターが付いていました。「これでレオもユキも平和にご飯が食べられる」…そう信じていました。しかし、現実は非情です。食いしん坊で体格も大きいレオは、設定時間になり両方の皿にフードが出てくると、まず自分の分を秒速で平らげ、間髪入れずにユキの皿に顔を突っ込み、横取りを始めたのです。
おっとりした性格のユキは、なすすべもなく、すごすごと後ずさりするだけ。最初は「まあ、たまには…」と大目に見ていましたが、これが毎日続くと、力関係は完全に崩壊しました。ユキは食事の時間になると、レオを恐れて給餌器に近づかなくなり、隅っこで小さくなっていることが増えました。体重も心なしか減ってきたように感じ、これはまずいと。猫にとって食事の時間は安心できる時間であるべきなのに、それがストレスの原因になってしまっては本末転倒です。多頭飼い環境では、それぞれの猫が安心して自分のペースで食事をとれる環境を確保することが、精神的な安定に不可欠なのです。2匹同時に給餌できるという謳い文句を鵜呑みにした私の完全な失敗でした。
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多頭飼いですが、どうしても自動給餌器を使いたいです。何か良い方法はありますか?
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はい、私の失敗から学んだことですが、もし多頭飼いで自動給餌器を使うのであれば、個体識別機能付きのモデルを選ぶことを強くおすすめします。これは、特定のマイクロチップや首輪のタグを付けた猫が近づいた時だけ蓋が開くという優れものです。これなら横取りされる心配がなく、それぞれの猫に合った量のフードを確実に与えることができます。価格は高くなりますが、猫たちの健康と平和な関係を考えれば、投資する価値は十分にあると言えるでしょう。
デメリット4:フードの鮮度が落ちて食べなくなる
ドライフードは保存がきくと思いがちですが、それはあくまでも密封された袋の中での話。一度開封すれば、空気や湿気に触れることで、どんどん酸化し、風味が落ちていきます。自動給餌器のフードタンクは、大容量のモデルだと数キログラムのフードを一度にストックできますが、これが大きな落とし穴でした。特に、日本の湿気が多い梅雨から夏にかけての季節。タンクの中は、フードにとって決して良い環境とは言えません。
ある夏の日、レオとユキがフードを皿に残していることに気づきました。いつもなら完食するのに、どうしたんだろう?不思議に思ってタンクの中を覗き込み、フードの匂いを嗅いでみて、私はゾッとしました。なんだか油が酸化したような、嫌な匂いがしたのです。猫は人間よりもはるかに嗅覚が鋭い動物。風味の落ちたフードなんて、彼らにとっては食べる価値のないものだったのでしょう。最悪の場合、湿気によってカビが発生するリスクすらあります。毎日新鮮なフードを与えていたつもりが、実は数週間前の古いフードを食べさせていたかもしれない…その事実に気づいた時、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
デメリット5:掃除が面倒で不衛生になりがち
「お手入れ簡単!」というキャッチコピーに惹かれて購入したのですが、これもまた甘い考えでした。自動給餌器は、フードタンク、内部の回転パーツ、給餌口、そして受け皿と、思った以上に構造が複雑です。特に、フードが通る内部の経路は、ドライフードに含まれる油分で時間と共にヌルヌル、ベトベトになってきます。この油汚れが、雑菌の温床になるのです。
最初のうちは私も、「愛する猫のためだ」と奮起し、週末ごとに全てのパーツを分解して洗浄していました。しかし、これが本当に骨の折れる作業で…。細かい部品が多く、完全に乾かすのにも時間がかかります。だんだんと掃除の頻度が2週間に1回、1ヶ月に1回と減っていき、ある日、受け皿の裏側に黒い点々、つまりカビらしきものを見つけてしまいました。猫は体を舐めて毛づくろいをするため、不衛生な食器から口にした雑菌が体全体に広がる可能性も考えられます。特に、顎の下にできる「猫ニキビ(痤瘡)」の原因の一つとして、不潔な食器が挙げられることもあります。手軽さのために導入したはずが、かえって手間と健康リスクを増やす結果になってしまったのです。これでは、もう使うのをやめた方が良いと判断せざるを得ませんでした。
デメリット6:停電や電池切れで作動しない不安
私が使っていたモデルは、コンセントと電池の両方に対応した電池式のハイブリッドタイプでした。普段はコンセントで給電し、停電時には自動で電池駆動に切り替わる。「これで万全だ!」と信じていました。しかし、2022年の秋、私が2泊3日の短い旅行に出かけていた時、大型の台風が関東を直撃したのです。ニュースで自分の住む地域に避難勧告が出ているのを見て、血の気が引きました。「停電していないだろうか?」「もし停電が長引いたら、電池は持つだろうか?」旅行どころではなく、頭の中は家にいるレオとユキのことでいっぱいでした。
幸い、停電は免れましたが、この一件で私は気づかされたのです。機械は、いつか必ず壊れるか、動かなくなる可能性がある、と。電池式だからと安心しきって、電池の残量をチェックしていなかったら?長期間の旅行中に電池が切れてしまったら?帰宅したら、何日もご飯を食べられずにお腹を空かせた愛猫が待っている…そんな光景を想像しただけで、身震いがします。このような電気製品のトラブルは、時に重大な事故につながることもあります。独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)のウェブサイトでは、ペット用品を含む様々な製品の事故事例が公開されており、改めて機械に命を預けることのリスクを考えさせられます。
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)
結局、人間の目で直接確認できない状況では、100%の安心は得られない。この不安感こそが、私が自動給餌器を使うのをやめた決定的な理由の一つでした。
デメリットを克服!後悔しない猫の自動給餌器おすすめランキング
さて、ここまで私の手痛い失敗談と共に、自動給餌器が持つ数々のデメリットをお話ししてきました。「もう自動給餌器なんてこりごりだ…」そう思われた方もいらっしゃるかもしれません。しかし、待ってください。私の失敗は、決して自動給餌器そのものが「悪」だと言いたいわけではないのです。問題は、愛猫の性格や家庭環境を考慮せずに、ただ「便利そう」という理由だけで選んでしまったことにありました。失敗という名の高価な授業料を払った今だからこそ、皆さんにお伝えできる「後悔しない選び方の極意」があります。この章では、あの日の私のような失敗を誰にも繰り返してほしくないという一心で、デメリットを克服するための具体的な選び方のポイントと、それを踏まえた上で本当におすすめできる自動給餌器のタイプをランキング形式でご紹介します。
デメリットを克服する自動給餌器おすすめ5選
おすすめ
ランキング
選び方
ニトリ
電池式
猫の自動給餌器のデメリットを解決する、後悔しない選び方とおすすめ製品をランキングでご紹介。多頭飼いや盗み食い対策ができる機種から、安心の電池式、話題のニトリ製品まで徹底比較。あなたの猫に最適な一台が見つかります。
- 失敗しない自動給餌器の選び方3つのポイント
- 目的別おすすめ自動給餌器ランキングTOP3
- 電池式は必要?コンセント式との比較と注意点
- 話題のニトリ製品は?口コミとデメリットを徹底調査
- 猫に自動給餌器を使用するデメリットまとめ
失敗しない自動給餌器の選び方3つのポイント
数多くの製品が並ぶ中で、何を基準に選べば良いのか迷ってしまいますよね。デザインや価格も気になりますが、本当に重要なのは以下の3つのポイントです。
- 【最重要】盗み食いと横取りの防止機能
これは、賢い猫や多頭飼いのご家庭では絶対に譲れないポイントです。まず、フードタンクの蓋が簡単に開かないか、ロック機能がしっかりしているかを確認しましょう。そして、給餌口から手を入れてフードを掻き出せないような構造になっているかも重要です。さらに多頭飼いの場合は、前述した「個体識別機能」が付いているモデルが理想的。2匹以上の猫がいるなら、これがなければ平和な食事時間は訪れないと断言できます。 - 【衛生面】掃除のしやすさは愛猫の健康に直結
「丸洗い可能」と書かれていても、パーツが多すぎたり、形状が複雑だったりすると、結局掃除が億劫になります。理想は、フードが触れる部分(タンク、受け皿)が全て取り外せ、食洗機にも対応していること。特に受け皿の素材は、傷がつきにくく雑菌が繁殖しにくいステンレス製や陶器製がおすすめです。プラスチック製は安価ですが、細かい傷に汚れが溜まりやすいというデメリットがあることも覚えておいてください。 - 【信頼性】電源とトラブル時の対応力
停電や電池切れのリスクを最小限にするため、コンセント給電と電池式の両方に対応したハイブリッドタイプを選びましょう。さらに、電池残量が少なくなったら通知してくれる機能や、万が一Wi-Fiが途切れても設定したスケジュール通りに給餌が実行される「オフライン給餌機能」があると安心感が格段に増します。スマホアプリで外出先から給餌履歴を確認できるモデルなら、「ちゃんとご飯、食べられたかな?」という不安も解消されるでしょう。
目的別おすすめ自動給餌器ランキングTOP3
1位 1日6食 定時定量 2L容量 自動餌やり機
2位 小動物看護士監修 自動給餌器 猫 餌 小動物用
3位 うちのこエレクトリック カリカリマシーンV2C 自動給餌器
電池式は必要?コンセント式との比較と注意点
電源の選択は、自動給餌器の生命線とも言える重要なポイントです。電池式とコンセント式、それぞれにメリットとデメリットがあります。
- コンセント式
- メリット:電池切れの心配がなく、安定して電力を供給できる。
- デメリット:停電時に作動が停止する。設置場所がコンセントの近くに限られる。猫がコードをかじる危険性がある。
- 電池式
- メリット:停電時も作動する。どこにでも設置できる。
- デメリット:電池交換の手間とコストがかかる。電池残量を常に気にする必要がある。長期間の留守には不向き。
結論から言うと、最もおすすめなのは両方に対応した「ハイブリッドタイプ」です。普段はコンセントから安定した電力を得て、万が一の停電時には自動で電池駆動に切り替わる。これが現代のスタンダードであり、最低限備えておくべき安心機能と言えるでしょう。コードをかじる癖のある猫ちゃんがいる場合は、コードを保護するカバーを付けるなどの対策も忘れずに行ってください。
話題のニトリ製品は?口コミとデメリットを徹底調査
「お、ねだん以上。」でおなじみのニトリからも、いくつかの自動給餌器が販売されており、その手頃な価格から人気を集めています。私も実際に店舗で手に取ってみたことがあります。確かに、数千円から1万円程度で購入できるのは非常に魅力的です。しかし、「安物買いの銭失い」にならなかったか、冷静に判断する必要があります。
口コミを調査してみると、「価格の割にしっかりしている」「シンプルな機能で使いやすい」といった高評価がある一方で、「蓋のロックが甘く、猫がこじ開けてしまった」「時間の精度が少しずれることがある」「プラスチックのパーツが安っぽく、耐久性が心配」といった声も散見されました。
私の見解としては、ニトリの自動給餌器は「自動給餌器を初めて試してみたい」「短期間の留守番など、限定的な用途で使いたい」という方には良い選択肢かもしれません。しかし、前述したような深刻なデメリット(盗み食い、多頭飼い問題、衛生管理の難しさ)を根本的に解決するような高度な機能は備えていません。もしあなたが、長期的な視点で愛猫の健康と安全を考えるのであれば、初期投資はかさんだとしても、より信頼性の高い専門メーカーの製品を選ぶことを強くおすすめします。
猫に自動給餌器を使用するデメリットまとめ
ここまで、私の苦い経験から学んだ自動給餌器のデメリットと、それを乗り越えるための選び方について、詳しくお話ししてきました。結局のところ、自動給餌器は決して「悪」なのではなく、あくまでも私たちの猫との生活を助けてくれる「道具」の一つに過ぎません。どんなに優れた道具でも、使い方を間違えれば、思わぬ事態を引き起こしてしまいます。
大切なのは、デメリットから目をそらさず、それらを正しく理解すること。そして、ご自身のライフスタイル、何よりも愛する猫の性格や頭数をじっくりと観察し、「私たちの家族にとって、本当にこの道具は必要なのか?」「もし必要なら、どのタイプが最適なのか?」を真剣に考えるプロセスです。
ちなみに、あれから我が家ではどうしたかというと、結局、あの多機能な自動給餌器を使うのはやめたのです。そして代わりに、ごくシンプルな構造で、フードタンクと受け皿が丸洗いできるステンレス製のものを一つだけ購入しました。それは日常的に使うためではありません。私がどうしても帰りが遅くなる日や、半日ほどの外出をする時だけ、補助的に使用するためです。普段のご飯は、朝と夜、必ず私の手からあげる。レオとユキの顔を見て、「おいしい?」と声をかけながら。そうすることで、以前のようなコミュニケーション不足を感じることはなくなり、彼らも安心して食事を楽しんでくれるようになりました。
自動給餌器は、飼い主の愛情の代わりにはなれません。しかし、デメリットを理解し、賢く付き合うことで、私たちの生活を支え、結果的に猫と過ごす時間をより豊かにしてくれる強力なサポーターになり得るでしょう。この記事が、あなたが後悔のない選択をするための一助となれば、これに勝る喜びはありません。あなたの愛猫との毎日が、健やかで、愛情に満ちたものであり続けることを、心から願っています。
参考








